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<<   作成日時 : 2019/01/13 06:10  

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冴子

縄奥 作

【冴子】

【1話】

「いやぁああああー!!! 触らないでええぇ!! 解いてえぇぇ!!」
 冴子は首を左右に振って髪を振り乱し叫んだ。

 クリーム色に赤、白、黄色の小さなな薔薇の花と葉が散りばめられたワンピース、腰に黒皮のウエストベルトが巻きつき、黒いストッキングに包まれた足から外れかかる黒サンダルが揺れる。

 けして濃くは無い化粧の顔が歪み、鮮やかな赤のルージュの唇が白い歯を見え隠れし大きく開いたり小さく閉じたりを繰り返す。

 後ろ手に縛られ仰向けにさせられた無防備な姿に恐怖を覚える冴子は、何とか逃げようと必死に身体を捻って倒されたソファーベッドから降りようとするが、ウエストベルトに重なるようにしてベッドごと縛るロープが外れずひたすらモガイテいた。

 社員数人の小さな会社で経理部長として働く冴子、本名、吉田徹はこの時、三十八歳にして一回りも年下の社員、木下浩二二十六歳に心底恐怖を覚えていた。

「なにっ! なにするのおぉ! こんなことしてどうなるのおぉ!」
 女口調でベッドの横に起ちニヤニヤして冴子の足首に見入る木下を罵倒するように叫ぶ冴子だった。

「ネチネチ毎日毎日、みんなの前でバカにしやがってぇ! このカマ野朗があぁ! 社長に気に入られてるからっていい気になりやがって!」
 ベッドに腰か掛け冴子の身体を舐めるように見回す木下は仕事のシクジリを指摘され逆上していた。

「冴子〜 お前〜 社長にやられてんだろおぉう〜♪ お前、社長の女なんだろぅ!」
 首を左右に振ね冴子の顔に自らの顔を近づけた木下はニヤニヤしながら冴子の肩に触れた。

「いやぁあああー!! 触らないでええぇ!!」
 冴子は泣きそうな顔して目を閉じた。

「ちょっとおぉ! なにするのおおぉ!! やめなさい! やめ! やめてえぇぇ!!」
 大声で叫ぶ冴子を無視して木下はニヤニヤするのをやめワンピースの胸ボタンを一つ、また一つと外した。

「ほらほら〜 あんまり暴れるとスカートが捲くれて大切なトコが見えちゃうよおーん♪」
 両脚をバタつかせる冴子の下半身をチラっとみた木下は冴子の顔に見入った。

 黒いスリップと黒いブラジャーの肩紐、そして胸元のレース部分が露になると、木下は冴子の胸元に見入り数秒間ジットして動かなかった。

 冴子は悔しそうに口元を固くし左に首を振ったままピクリとも動かず閉じた瞼の下を微かに動かした。

「お願い… お願いよぉ、もうやめてぇ… ぅぅぅうう…」
 動かなくなった冴子の両肩からワンピースを降ろし始めた木下は叫びから悲願に変わった冴子を見てニヤっと口元を緩めるとスルスルっと冴子の胸元を目前に晒した。

 冴子は泣いていた。

「普段はガミガミ煩いこと言う割りに、こうなるとお前もただの女って訳かい! 豊胸したのか… いい胸だな…」
 冴子は恐怖に身体を震わせ声も出ず、後ろ手に縛られた手は握り拳を握っていた。

「これが社長に吸われてるオッパイか… ヒッ! 社長はそんなことしないわあ!」
 黒いスリップのレース部分を木下が指で触れた瞬間、冴子は咄嗟に出なかった声で叫んだ。

「そうだよな〜 カマ野朗のオッパイ吸うほど社長は落ちちゃいねぇわなぁ!」
 持ち上げた首を再び下ろした冴子は今度は右に首を回し唇を噛んだ。

「しかし、何でお前みたいなカマ野朗を社長は雇ってんだ? 前から聞いてみたいと思ってたんだが…」
 冴子の胸元、スリツプのレース部分を中指で滑らせる木下は首を傾げて冴子の顔を覗き込んだ。

「そんなことは貴方に関係ないでしょ! さっさとロープを解いて頂戴!」
 右に回した首を再び持ち上げると冴子は強気の口調で木下の目に視線を合わせ直ぐに視線を外して首を左に向けた。

「お前、こんな状況でよくそんな強気でいられるな! 馬鹿じゃねえか、さっきまで泣いてたくせに!」
 瞼を閉じて口元を固くする冴子を覗きこむ木下の指は冴子の肩にかかるスリップの紐を真上からナゾリ始めた。

「やめて! それいじょ変なことしないでえ! 今なら、今なら社長には内緒にしておいてあげるから! 解いて!」
 肩紐を触られて背筋をゾクゾクさせた冴子は大声で言い放った。

「うるせえ! バシッ!」
 冴子は平手打ちされると映画のワンシーンのように両肩から紐を外されCかっぷの胸を露にさせられた。

 凄まじい声で助けを求める冴子の口を塞ごうとしながら、木下は泣き叫ぶ冴子の身体に自身を重ねると豊満な乳房に貪りついた。

 木下の両手はプルプルした冴子の胸を両方同時に揉み回し、焦ったように右乳首に吸い付くと乳房から離した左手で冴子のスカートほ捲り上げ黒いストッキングに包まれた太もも嫌らしく撫でまわした。

 冴子は気が狂ったように泣き叫び髪を振り乱して、太ももを触手する木下の手を払おうとしたが、木下は怯むことなく冴子を包むパンティーストッキングに手をかけ鼻息を荒くして引き千切るように剥ぎ取った。

 部屋の中に引き裂かれるパンティーストッキングの音が響き渡り冴子の泣き叫ぶ声と重なると、木下は慌てたように冴子の下半身に上半身を移動させ捲り上げたスカートを頭からかぶるように、冴子の太ももに貪りついた。

「カマ野朗にしてはいい足してるじゃねぇかあ! 相当銭つぎ込んでやがる、本物の女見てぇにプリンプリンしてやがる!」
 木下は冴子の太ももにフシャブリつくと時折、独り言を言うかのように歓喜した。

 冴子はモガイて何とか逃げようとするものの、腹の上からベッドに縛りつけたロープから逃げることが出来ずに、泣きながら悲痛な唸り声を上げ続けた。

 木下は執拗なまでに冴子の太ももに執着し、味見し尽くしたのか左脚から右脚にと持ち替えて再びムシャブリ付くと両手を冴子の尻に差し込んで、柔らかい肉肌を手の平で楽しんだ。

 唇を噛んで辱めに耐え忍ぶ冴子は目を閉じて涙を流すしかなかった。

 部屋に木下の舌を使う嫌らしい半濁音と濁音が響いていた。

「もう直ぐよ… もう直ぐ終わるから我慢するのよ… もう直ぐだからね…」
 冴子は木下が同性愛者ではないことから味見が終われば解放されると心の中で自分に言い聞かせていた。

 だが木下は…

「たまんねえぇ! 冴子の身体! うおおおおぉ!」
 太ももに飽きた木下は一際大きな雄叫びを上げると、冴子の白いパンティーに両手を掛け一気に剥ぎ取った。

 冴子は両目を大きく見開いて声を上ずらせた。

「はぁはぁはぁはぁ! はぁはぁはぁはぁ! 我慢できねええ! ムニュ! カポッ!」
 木下は冴子の両脚を無理矢理開かせると冴子の縮んだペニスを片手で握り意を決したように自らの口の中へと銜え込んだ。

「いやあ! いや! いやいやいやあ! いやあああああぁぁぁーーー!!!!!」
 ペニスを握られ両目を大きく、瞬きせずに身を凍らせていた冴子は室内の窓ガラスが震えるほどに絶叫した。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー!」
 冴子は自分を縛るロープが切れんばかりにベッドの上で錯乱し声にならない声で窓ガラスを震わせた。

 木下は縮んだ冴子のペニスが口の中で少しずつ大きくそして硬くなるのを確かに感じながらも、何故自分が男の物をシャブっているのか解からなくなっていた。

 そして数分後、木下の口に納まりきれない程の硬い肉棒が聳えたったものの、木下は何かに憑依されたかのように冴子を恥辱し続けた。

 冴子の肉棒とその一帯は木下の唾液と泣き叫ぶ冴子の愛液でベトベトになっていった。

「あうう! あうう! はああう!」
 木下は正常を失ったように奇妙な吐息を立てると、傍の棚にあったメンソレータムを自らの肉棒に擦りこなんだ。

「あううう! あううう! あうっ! あうぅっ!」
 木下の肉棒は仰向けの冴子に挿入された瞬間だった。

 冴子は目を見開いたまま大粒の涙を流し自らを犯す窓ガラスに映った木下を見続けていた。 冴子の頭の中は真っ白になっていた。

 木下が腰を振る度に伝わる振動と、両胸を揉まれる肉肌の揺れが冴子の頬を揺らし続けた。

 鈍い痛みと激しい排便感に襲われるも余りのショックで声も出ず身動きすることも出来ずに冴子は只管涙を流し続けていた。

 そして数分後、木下の大きな雄叫びが放たれた瞬間、冴子の中に勢いのある熱い物が入って来るのを冴子は俄かに感じた。

「カマ野朗のくせに男を見下すからこうなるんだ! いいかあ! 冴子! お前が俺に犯されたことを社長に言われたくなかったら! 二度と俺を馬鹿にした態度取るんじゃねえぞ!」
 木下は冴子から離れるとティシュで自身のペニスを拭き取りながらズボンを持って下半身裸の休憩室を出て行った。

 冴子はショックの余り、魂の抜け殻のように両脚を開いたままピクリとも動かなかった。

 二時間後、冴子は敗れたストッキングを片付けるとトイレに行き、替えのパンティーストッキングで下半身を包むともフラフラと休憩室を出て事務室へと戻った。

 事務室には木下が苛立ちながらタバコを吹かしPCに向かっていたが、冴子の姿を見るや否や慌てて席を立った。

「顧客周りにいってくらぁ! 冴子! 誰にも言うなよ、恥かくのはお前だからな! スッ!」
 木下は冴子の横に立ち尻を数回撫でるとそのまま事務室を出て行ってしまった。

 冴子は魂の抜け殻のような顔をしてそのまま自分の席に座ると、机の上で顔を両手で覆った。

【2話】

 時間は午後二時、社長も社員達も出回っていてホッと一息つける時間だったはずなのに、冴子がデスクワークしているところに木下がやって来た。

「冴子!」
 事務室に入るなり突然後ろから掛けられた声に冴子は身体をビクつかせた。

「おいおい! 驚くことはねえだろう♪」
 地方へみんなで営業に出たはずの木下がそこに居た。

 聞けば、社長と他の人達と向かっている途中にお得意様からクレームが入り、一人だけ戻って顧客対応をしてきたと言う、木下は時間を余し一旦事務所で待機していろと言う社長命令に従ったと言う。

「なあ、何をツンツンしてんだよぉ〜 冴子〜 俺たちはさぁ、もう他人じゃねえんだぜぇ〜」
 木下はデクスワークを続けようとする冴子の後ろに立ち両肩に手を乗せた。

「ううーん、いい匂いだ♪ 社長のお気に入りかぁ♪ その香水〜」
 まるでテレビドラマのワンシーンのように木下の両手は冴子の肩から胸へと滑り降りた。

 全身が凍りついたように冴子は動けなくなってしまった。

「やめて…」
 両胸に後ろから手を当てる木下に冴子は俯いたまま声を振り絞った。

「可愛い声出しちゃって〜♪ やめてかよぉ〜♪ プチッ… いやあぁ! やめてぇー!」
 木下は勝手に冴子のブラウスのボタンを一つ外すと、冴子は慌てて木下の手を振り払った。

「じゃあ! 自分で外せ! 冴子! 自分で外せよ! バンッ!」
 木下は冴子の机を叩いて大声を冴子に浴びせた。

 口元を固くして動かなくなった冴子のブラウスのボタンを木下は無言で後ろから外すと、冴子のブラウスを両肘辺りまで無理矢理下ろした。

 冴子は両手を胸でクロスさせ上半身を捩って抵抗したが、木下は鼻で笑って冴子を下着姿にした。

「今日は白いスリップとブラかぁ〜 涼しげで中々いい眺めだが、オッパイの味見でもさせてもらおうか♪」
 木下は冴子の後ろで両肩からスリップとブラジャーの肩紐を同時に降ろすと、クロスして胸をガードする冴子の両腕を押し下げさせた。

「いやあああーーー!! プルルルルーン…」
 冴子のCカップの胸が木下の真下に晒された。

「ゴクッ…」
 後ろから聞こえた木下の喉の穂とが冴子の顔を引き攣らせた。

「モミモミモミモミモミモミモミモミモミ…」
 首を回して俯く冴子は目を閉じて後ろから乳房を揉む木下からの恥辱に耐え忍んだ。

「いいオッパイだ…」
 木下は時折、息を漏らすように冴子の耳に言葉を吹きかけた。

「さてと、そろそろお前の中に入るとするかぁ… いやあああああぁぁー!!」
 冴子の胸から両手を離した木下が横に反れた瞬間、冴子は胸を両手でクロスして席を立ち鍵のかかる休憩室へと逃げ込んだ。
  
「バタンッ!! もう逃げられねーぜー 冴子さんよおー!」
 冴子がドアを閉める前に中に入った木下は内側からドアを閉めると、胸をクロスしてソファーに蹲る冴子に怒鳴った。

「無理矢理犯されるのがいいか、優しく抱かれるのがいいか決めろ! どうせそんな身体だ、筋力も落ちて男の俺には敵わねえだろう!」
 ソファーに胸を隠して蹲っていた冴子は涙を流し唇を震わせてその場で固まった。

「カチッ、バタンッ!」
 木下はソファーベッドの金具を引いて背凭れを倒すと、ソファーをベッドに切り替えた。

「おっ! 今日は柄物のパンストかあ〜 高そうだな〜 ビリビリに破いちまったら弁償もんだあ〜♪」
 木下はベッドに腰を下ろすと蹲る冴子のブラウスを引っ張って引き寄せようとした。

「おいおい! いいのか〜 破けちまうぞお〜♪」
 木下はブラウスの端っこを片手でヒラヒラと振って見せると、冴子は観念したように木下の傍に俯いたまま近付いた。

「最初から素直にすれば時間もかかんねえのに〜 さあ来い! グイッ!」
 木下が冴子の手首を掴んで引いた瞬間、冴子の身体は木下の下へと引き寄せられた。

「可愛い顔しやがって! 怯える女の顔っちゅうのはたまんねえな〜♪ ズサッ!」
 冴子の両手首をベッドに押さえつけた木下は目を閉じて首を捻る冴子の乳房の谷間に顔を押し付けた。

 両手で冴子の乳房を下から揉見回しながら、恥辱に耐える冴子の顔を楽しむようにニヤニヤして見入る木下はズボンの中でペニスを硬く肉棒化させていた。

 木下は冴子の乳房を濁音を立てて貪りながら、タイトスカートを脱がせ丁寧に冴子から黒い柄物のパンティーストッキングを脱がせた。

 必死に木下の舌に感じまいと唇を噛んで声を押し殺す冴子に、木下はニヤニヤして冴子の下半身をも舐めまわし嫌らしい音をワザと立てた。

 冴子の身体は仰向けから横位置、そしてうつ伏せへと自由に体位を変えられながら木下に舐めまわされ続けた後、冴子はバック位で両脚を膝立ちさせられ尻を突き出されると、木下から後ろ向きにパンティーを剥ぎ取られた。

「うっひょぉー♪ おいおい、丸見えだぜぇ♪ 尻の穴もよおう〜♪」
 木下は四つん這いの冴子の尻を両手で開いて尻の穴を見ると、勢い良く冴子の穴にムシャブリついた。

 スリップが四つん這いの冴子の腹の辺りでユラユラと揺れていた……

「ピチャピチャレロレロレロ… チュパチュパチュパレロレロレロ…」
 木下の舌は冴子の穴を執拗なほど舐めまわしそして吸い続け、感じてなるものかと必死に官能に耐える冴子の身体は震えていた。

 木下は冴子の震える身体をチラチラみながら同時に股間で揺らめくペニスから滴る愛液を目で追っていた。

 元々、両刀ではなかった木下だが入社当時から冴子を女と思いこみ密かに好意を寄せていたものの、冴子が男と知るやその苛立ちは仕事に出始め業績不振に陥っていた。

 あの日も社長や管理職から叱責されムシャクシャしていたところへ、冴子に経費として計上したラーメン屋の領収証のことで咎められ、ホンのイタズラ気分で冴子を縛り上げたものの、余りの色っぽさに気が動転し気付けば一線を越えていたのだった。

 木下にとって冴子は一部分を除いては全てが理想の女であり、冴子を無理矢理犯した時の弾みとは違い、今まさに自分の頭で考えながらプラプラと揺れる冴子のペニスに見入っていた。

 そんな時、四つん這いの冴子はついに余りの官能で両腕を着いていられずベッドに頬を落としてしまった。

 両腕と顔をベッドに落とした冴子の卑猥なポースに木下は自らの身体を冴子の股下に滑りこまらると、夢中にになって愛液の滴る冴子のペニスにムシャブリ付いてしまった。

 冴子のペニスは木下の口の中で大きく硬く聳え立ち愛液の量をも倍増させた。

 木下は目を細め自らの意思で冴子を愛し続けた。

 犯して自分の物にした冴子だったはずなのに木下はずっと昔からの恋人のように冴子を愛し肌に肌を馴染ませた。

「ズブリュウゥ! ヌプヌプヌプ…」
 勢いよく脈打つ肉棒を冴子の中に入れた木下だったが、ハッと気が付いた後、優しく丁寧に冴子を慈しむように腰を振り続けた。

 そして冴子の中でイッたあと、木下は自らの背広をベッドに横たわる冴子にかけると休憩室から静かに出て行った。

 そんな木下は自分の机に向かって何かを認めていた。

【3話】

「お前、家でも女だったのか……」
 ドア越しに応対に出た冴子のマンション、木下は目を丸くした。

「当り前じゃない! 女になっちゃ悪いの!」
 強気の口調で言い返した冴子はからだの大きい木下を下から睨み付けた。

「こんなとこまで追いかけてきて… お酒飲んだ後みたいだけど私の身体でも欲しくなったの!」
 冴子は唇を噛み締めてデニムのスカートに包まれた両脚を少し動かした。 そのストッキングに包まれた太ももに思わず視線を向けた木下だった。

「帰ってちょうだい! 帰ってよ! どうせ明日も私のこと犯すんでしょ! 帰って!」
 玄関に立つ木下を追い出すように両手で後ろへ押し出す冴子は目頭を熱くしていた。

「頼む! 話したいことがあるんだ! 話したら直ぐに帰るから! 頼むよ! この通りだ!」
 木下は怒りを露にする冴子の前に突然、土下座して頭を下げた。

「さあ! 話して! 私に何の話があるって言うの!」
 冴子は必死に頼む木下をシブシブ玄関へ上げると、床に正座した木下を仁王立ちで見入った。

「今日までのことは俺が悪かった! この通りだ! 勘弁してくれ! 俺は前から、前から冴子さんが好きでした!」
 木下は土下座しながら冴子を、さん付けで呼ぶと床に頭を擦りつれて詫びと告白を続けた。

「今更何さあぁー! 女を犯して辱めておいて今更! 今更謝られたって! 私の処女を奪っておいて… ぅぅぅぅううう… ぅぅぅぅうううう…」
 冴子は片手で口元を押さえて大粒の涙を床に零し土下座する木下の前に両膝を着いた。

 木下は冴子に頭を床に擦り付け何度も詫びたが、涙を零し口元を押さえた冴子から時折飛び出すのは木下への罵りだった。

「もう! 帰って! 帰って!」
 冴子は木下の両肩に手をかけ後ろに激しく押し付けた。

 その時だった!

「ちきしょお! 何度も謝ってるのにいいぃー! キヤァー! ドスンッ!」
 木下は自分を押し付ける冴子の両手を掴んで、逆に冴子を後ろに押し倒してしまった。

 冴子は木下に玄関の真ん中で押さえつけられ、切れた木下は赤いトレーナーと下に着けていたブルーのキャミソールを下から捲り上げ、嫌がる冴子の制止を振り切って揺れる乳房に貪りついた。

 首を左右にふって抵抗する冴子は号泣するも木下は冴子のスカートに手を入れると、パンティーストッキングとパンティーを一度に剥ぎ取り、冴子の両脚を抉じ開けるように開かせると、冴子の縮んだペニスにムシャブリ着いた。

 冴子は玄関の外に聞こえてはと叫ばずに両手で顔を覆い咽び泣いていた。 木下はデニムのスカートの裾を額で受け止めながら冴子を辱め味わい続けた。

「酷い… 酷すぎる… 家にまで来て… ぅぅぅうう…」
 両手で覆われたその下で冴子は苦しみ泣いた… その様子は余りにも残酷であった。

 冴子の横に剥ぎ取られた白いパンティーとライトブラウンのパンティーストッキングが互いに絡み合って捩れて放置されていた。

 それは紛れもなくレイプを物語っていた。

 木下は詫びても心を開いてくれない冴子を調教して無理でも自分の物にするしかないと咄嗟に思いたったようだ。

「うるさい! お前が、お前が悪いんだあぁー! 黙って俺の愛を受け入れてくれればいいものお!」
 木下は口元を押さえて泣き狂う冴子を味見し続けると、その場で冴子の中に自らの肉棒を、そして数分後射精して果てた。

「いいかあ! お前は俺の女だ! 俺がお前の処女を貰った以上、お前は俺の彼女だ! 解かったな!!」
 木下は廊下に乱れた姿で横たわりすすり泣く冴子の前で、着衣しながら吐き捨てるように自らの業を言い放った。

 木下は顔を押さえて泣いている冴子に命令口調で「明日はガーターベルト着けて出社しろ」と、言い残すと冴子の部屋を後にした。

 翌日……

「アレ! 冴子さん今日はガーター? スカートに吊り紐がクッキリ映ってますよぉ〜♪」
 朝の九時、朝礼に集まった営業職の女性が冴子に耳打ちした。

「うん… 節約しててエアコン使ってないからね…」
 冴子は恥かしそうに俯くと社長の前へと皆に歩調を合わせた。

 朝礼は三十分ほどで終了し、各二人ずつの班ごとに分散して営業戦略を練る傍ら、冴子は社長室に呼ばれた。

「何で相手先に確認しない!! 何してたんだ! 毎日事務所にいるのはお前だけなんだぞぉー!! 一体どうしたんだ!!」
 冴子は木下に二日続けて事務所でレイプされ販売した代金の振込み確認をしていなかったことで、社長から執拗に叱責を受けていた。

 社長の怒鳴り声はミーティングする他の社員と木下にも聞こえていた。

「もおいい! 持ち場に戻れ!!」
 目を充血させた冴子は口元を押さえ社員達を横切り事務室へと駆け込んで行った。

「酷いわねー! 社長も! 何も朝から怒らなくても…」
 営業職の女性の一人が冴子を目で追いながら同僚達に漏らし、全員が同調するように頷くと木下も慌てて頷いた。

 すると社長室から社長が出て来た…

「今日は印刷機でパンフレット擦るから、木下ー! お前残って印刷して明日の準備しておけ! 冴子は手が離せないからな!」
 社長の号令が出ると社員達は顔を引き締め、手に手に背広とバックを掴み足早に玄関へと向かった。

「ああ、そうだ木下! 十一時に杉林商会さんと三時に小野寺商事さんが来るから書類を受け取っておけ!」
 社長は木下に命じると事務室の冴子にも伝えてそのまま玄関へと急いだ。

 事務室に独り居る冴子を木下は気にしたが、ドアをチラッと見た木下は居た堪れないのかそのまま印刷室へと足を運んだ。

 十時三十分、印刷室から出て来た木下は御茶を飲もうと給湯室へと足を踏み入れると、そこには後姿の冴子が居た。 黒いストッキングに包まれた冴子の脚を下から上へと見上げると、スカートに映ったガータの吊り紐に木下の目が釘付けになった。

「我慢出来ない!!」
 木下は心の中でそう思った瞬間、お茶の葉を入れ替えている白手ブラウス姿の冴子を後ろから抱き締めた。

 冴子は木下の行為に動じることなく仕事を続けた。

「スッ… バシッ!」
 冴子に抱きついた木下の右手が冴子のスカートを捲り上げた瞬間、冴子は突然振り向いて木下を平手打ちした。

「仕事中だから後にして頂戴! 仕事しなかったら二人とも首になっちゃうわ!!」
 木下は冴子に圧倒されたように手を引っ込めるとたじろいで給湯室から出る冴子を見送った。

 十時五十分、木下はタバコ買ってくると冴子に言い残し会社を出て行った… 十一時五分前、気の質は戻らず携帯に電話しても留守電に切り替わるだけだった。

 冴子は仕事の手を休め玄関のカウンターへと近付くと、カウンターの上には書類とパンフレットに説明書類が乗せられていて、時計を見ると既に十一時、仕方なく冴子がカウンターの前に起ち来客を待つことにした。

「ウイィィーン! カタカタカタッ!」
 自動ドアが開いて外から、小太りの、いかり長介にソックリな杉林商会の社長さんが入って来た。

 カウンター越しに杉林商会の社長さんに会釈した冴子は一呼吸してから、担当の木下の不在と書類の件を伝えると話し好きで有名な杉林さんの雑談が始まった。

 笑顔でニコニコして対応する冴子の足元で何かの音がして、冴子はチラチラと足元を見るとカウンターの扉が開いて中から木下がニヤニヤして顔を覗かせた。

 冴子は顔を曇らすことなく、杉林さんの話しに相槌を打ち、杉林さんの話しが終わることを願っていると、突然カウンターの内側で冴子のスカートが捲り上げられた。

 一瞬、顔を引き攣らせた冴子だったが杉林さんの手前、平静を装いチラチラと下を見ると、木下は冴子のスカートの中に両手を入れ冴子から黒いレースのパンティーを勝手に膝まで下ろした。

「冴子さん、どうかしましたか?」
 不審に思った杉林だったが冴子の笑顔に再び雑談に戻ると、冴子の頬は急激に紅く色づいて行った。

「カポッ! レロレロレロ… チュパチュパッレロレロレロチュパ…」
 スカートを巻くりあげられ来客応対中の冴子はペニスを木下にムシャブリつかれた。

「あぅっ! ぅう! あ……! あ……! う……!」
 時折発する冴子の唸り声と膝ガックンに、目の前の杉林さんは話を途切れさせたが、ニコニコする冴子の顔を診て安心して話を元に戻した。

 冴子は木下のイタズラに地獄のプレイを強要されていた……

「あの、冴子さんどうかしました?」
 冴子の異変に冴子の顔をマジマジと見て心配する杉山さん。

「あっ、いえ♪ ぁん! 楽しいお話なので〜♪ ぁう!」
 冴子はガクガクする膝と激しい官能に耐えながら接客していた。

「ああぁぁぁ… ガクガク… ぅあっ! あんっ…」
 冴子は、小太りで、いかりや長介に似ている杉林さんの顔を見てニコニコしてた。

 膝まで下ろされて落ちそうな黒いレースのパンティーを床に着けまいと必死で庇いながら、木下の理不尽な愛欲に声を出すことも悶えることも出来ずにも冴子は杉林さんのつまらない雑談に三十分以上も付き合わされた。

 そしてようやく杉山さんが帰ろうとした時、冴子は杉山さんの顔を見ながら木下の口の中に大量の精液を撃ち放っってしまった。

「あうっ! あうあうあう! ぺたっ〜」
 冴子は射精した後、立っていることが出来ずに、俯いたままその場にヘタリ込んでしまった。

「冴子〜 濃かったぜぇ〜♪」
 俯いてヘタリ込んだ冴子に真横から声かけた木下は冴子の精液を飲干したと言う満足感に満面の笑みを浮かべていた。

 冴子はムクッと顔を上げると立ち上がって、カウンターの内扉を物凄い勢いで閉めるとサンダルの底で何度も何度も蹴飛ばした。

「ガンガンガンガンッ! ガンガンガンガンッ! ガンガンガンガンッ! ガンガンガンガンッ!」
 十数分間、扉を蹴飛ばし続けた冴子は目を吊り上げ、外側から鍵をかけそのままトイレへと駆け込んだ。

「冴子ー! 出してくれー! 冴子ー! 出してくれえぇー!」
 木下を閉じ込めたまま冴子は昼食を済ませ休憩室で暫くぶりに安堵な時間帯を過ごした。

 冴子は休憩室のソファーで木下から強制的に受けたプレイを思い出しながら、自らの手で再び自分を慰めると恥かしい体位に気付くことなく体液をティシュに撃ち放った。

 木下を閉じ込めたことを忘れて冴子はウトウトし始めた……

「こんにちは〜♪ こんにちはー♪」
 誰かの声に慌てて目を覚ました冴子は三時の来客のことを思い出し、慌ててソファーから立ち上がると、閉じ込めた木下のことをも思い出した。

「パタバタバタバタ… お待たせ致しました♪」
 冴子はカウンターの前に立ち、書類とパンフレットの束を渡すと、自分の足元のカウンターの扉を気にしながら雑談に応じた。

「キャッハハハハ♪ えぇ、ハイ… ハイ… アッハハハハハ♪」
 冴子は応対中、時計を見ては閉じ込めていた時間を逆算して、早く出して上げなければと焦っていた。

 だが、客はなかなか帰らず、応対してから三十分が経過したころようやく帰り、冴子は大急ぎでカウンターの鍵をあけると、中にはグッタリしてピクリとも動かない木下が居た。

 扉を開くと中からモワッと熱い空気が外に出てきて、冴子は気絶している木下を中から外へと引きずり出した。

 冴子は血の気を失って真っ青になっている木下の後頭部にクッションを当てて額に濡れタオルして冷やし、ウチワで柔らかく仰いだ。

「どうしよう… 私、大変なことしちゃった… 死んじゃったら私…」
 冴子は目を潤ませて木下の傍で一人呟いた。

 すると…

「心配すんな… 警察には黙っててやるよ… その代わり俺の言うこと何でも聞くって誓え…」
 木下はゆっくりと目を開くと冴子の手に自分の手を重ねた。

「………」
 冴子は一瞬、安堵の表情を浮かべ涙目で木下に頷いて見せた。

「お前、今から俺の彼女だからな… それでいいなら警察には行かない…」
 木下は下から床に正座する冴子の顔に視線を合わせると、冴子は再び無言で頷いた。

「そか… 安心した…」
 木下は再び意識を失った。

 そんな木下が意識を取り戻したのは夕方の五時近くで、冴子は木下が途中までしか出来なかった仕事を一人、高温の印刷室で続けていた。

 バタバタバタと聞こえる印刷機の音で目を覚ました木下は、ドアの隙間から見える冴子の一生懸命な姿に罪の意識を感じていた。

 そして社長や会社のみんなが戻る七時前には木下の仕事をやり終え冴子はデスクワークに精を出した。 木下はソファーの上で眠っているフリをしていたが、時間を見計らって冴子のところへ行こうと思っていた。

「お疲れぇー♪ お疲れさーん♪」
 次々に外回りから戻る社員達に冷たい麦茶を出して回る冴子を追うように、木下が突然現れ満面の笑みで仲間に声を掛けていた。

「お疲れさまー♪ お疲れさまー♪」
 冴子はそんな木下を見てホッとした表情を一瞬見せると、次々に戻る社員たちに労いの言葉をかけた。

「明日は休みだけど体調の管理は気をつけてくれよぉ! 今日は解散!」 「あぁ、木下! ちょっと来てくれ!」
 夜の七時半、社長の声でみんなは帰宅し始めたが木下はウロウロして帰ろうとはせず、そんな木下に専務が声を掛けた。
 
「冴子ー!、送るよ…」
 木下は専務に呼ばれ小さな会議室に行くと八時を過ぎても出てくる気配なく、冴子は社長に送られて車で帰宅した。

 翌日、土曜と言うこともあって冴子は休日の朝の紅茶を自宅でのんびり楽しんでいた… すると玄関チャイムが鳴ってドアの覗き穴から見ると、木下が立っていた。

 冴子は深い溜息を付いて居留守は無理だと諦め顔して、ドアを開けたのは朝九時のことだった。

「どうしたのぉ〜 こんな時間に〜」
 普段は垂らしている髪の毛を後ろに束ねる冴子は、不機嫌そうにドアを開けて木下に言うと中へと招きいれた。

 木下は思い悩んだような顔して、無言で中へ入ると紅茶の香りに誘われるような顔して冴子に見入り、冴子は面倒くさいという顔しながらも木下に熱い紅茶を入れた。

「休みの時はショーパンとノースリーブなんだな〜♪」
 二人掛けのソファーに足組して座る冴子の脚を下から眺めて口元を緩ます木下。

「アナタこそアロハシャツにジーンズなんて格好してるし〜」
 紅茶を皿ごと持ちながら冴子が木下を覚めた目で見る。

「お前に言い方、トゲがあるな〜 まったく…」
 冴子に視線を合わせ真似するように皿ごと紅茶を口に運ぶ木下。

「で、何の用なの?」
 テーブルに紅茶を降ろした冴子は脚を組み替えて木下に見入った。

「何の用って、彼氏が彼女のとこに来るのに用がなきゃダメなのかよ!」
 口元をニンマリさせニヤニヤして冴子の太ももに見入る木下。

「………」
 冷たい視線を木下に送る冴子。

「あぁ、こりゃすまん! てか、お前なぁ! いや、いい… それより聞きたいことあるんだ!」
 ティーカップの中を覗きこんではチラチラと冴子を見る木下は急に真顔を冴子に見せた。

「………」
 無言で真顔の木下に真顔で見返す冴子。

「お前、いくら会社に借金あんだよ… 専務に聞いたよ… 今の社長ってお前の親父さんの下で働いてんだってな… 倒産寸前の会社の専務だったのが今の社長で、今の専務は当時の部長だろ… で、汚いことに今の社長は倒産して食えなくなった親父さんの代わりに、お前に金の都合を個人的に付けた… そして今の社長はずっと前からお前を女だと思いこんでいた… 自分の物にしてしまおうと画策しながら今の会社を興した… そしてお前を引き入れたものの、お前が女装子だと知ったのは後の話だった… と言うのも最初に借用証を格好つけて作らなかったのが社長の落ち度、後になって借用証を作って署名をお前に求めてお前が女じゃないことを知った…」
 木下は専務から聞かされた話を淡々と前屈みで冴子に聞かせた。

「………」
 冴子は聞きたくない話にムッとして木下から視線を外し窓の方へ向けた。

「だ、いくら借りたんだ! と、お前に聞きに来たんだ……」
 木下は前屈みから足組をして再び前屈みに冴子に見入った。

「800万よ… でも、半分は返したから残り半部よ… てか、そんなことアナタに関係ないでしよ!」
 冴子は不機嫌になって辺りをキョロキョロ見回し始めた。

「その半分、俺が立て替えてやるよ! それでお前を自由にしてやるよ!」
 木下は勝ち誇ったようにニコニコして冴子に視線を合わせようとした。

「今度はアナタが私の飼い主になるって話しか! なにさ! それ!」
 ニコニコする木下を睨みつける冴子はイライラしていた。

「おいおい、勘違いすんなよ! お前は既に俺の女だろ♪ お前は俺の彼女になったんだろ〜♪ だったら彼女を助けるのは彼氏の俺の役目、だから借用証なんて俺は作らないし作るつもりもないよ♪」
 ニコニコするのをやめて真剣な眼差しで冴子に見入る木下だった。

「格好のいいこと言わないでよ!! 後ろ手にロープで縛って私を犯して処女を奪って、この部屋でも私を………!!」
 全身で苛立ちを木下に見せ付ける冴子は木下の視線から外れた。

「だから、だからそれは此間もここで土下座して…… ごめん… お前の言う通りだよ…… 悪いことしたって思ってる……」
 冴子の言葉に突然、意気消沈したようにガックリとうな垂れて謝りはじめる木下。

「なにさっ! 泣き叫ぶ女を獣みたいに犯して、溜まった物出してスッキリしただけじゃない!! ふざけないでよ!!」
 突然、立ち上がって窓辺に立つと木下に背を向けて、両手に拳を握る冴子だった。

「だからこうして謝ってるだろう!!」
 冴子の言葉に立ち上がって声を大きくする木下。

「ふっ… 勝手ね男って… 私の失った処女も戻って来ないし、汚れた身体だって元には戻らないわ… 私の心の傷は一生消えることだってないのに…」
 全身を小さく震わせて窓に近付き俯く冴子は泣いていた。

「………」
 木下もまた俯いたまま無言で固まっていた。

「年下のくせにさぁ〜 まいっちゃうよまったく…」
 泣きながら声を震わせた冴子。

「俺さ、今、専務に言われててマニラに営業所を作るから、所長として赴任してくれないかって…… 所長たってバイトの電話番が一人いるだけの、事務所ったってどんなとこになるのかも見当もつかないけどさ、行くなら相応の相談に乗るって言うし、赴任期間は五年なんだ… だから頼んでみようかって思ってるんだ、ボーナスの前借…」
 冴子の後ろで囁くように話す木下だった。

「ばか! ばっかみたーいよ…… 私なんかのために……」
 白いレースのカーテンを指でナゾル冴子はポツっと呟いた。

「俺、お前のためならバカでいいよ…… ずっとバカのままでいいよ……」
 小さな虫の羽音ほどの声で冴子に語る木下はそう言うと、黙って玄関へ移動し、冴子も見送ることは無かった。

 そして月曜日……

「えぇーこの度、我が社の5店舗目となる海外営業所がマニラに出きることとなった! 営業所の所長には木下が昇格する! 皆、拍手で彼の決意に拍手しよう!」
 社長・そして専務から木下のマニラ栄転の報告がされると、社員達は大喜びで木下に惜しみない拍手を送った。

 その日の夜、冴子の家で……

「これ、会社から俺が前借したボーナス5年分の400万円! 冴子が使って欲しい! これで自由に、自由になって欲しい…」
 冴子の家、木下は冴子の目を見詰めた。

「こんなことで許してもらえるなんて思ってないけど… 今の俺にはこれが精一杯なんだ……」
 木下は落ち着いていた。

「目を閉じて…… お願い…… これが私の返アナタに対するお返事だから…… カポッ…」
 冴子は立ち尽くす木下に囁くと、チャックを下げ木下のペニスを口に銜えた。

「お願い…… 目を閉じていて…… 恥かしいから……」
 冴子は木下のペニスを口に銜えると愛おしそうに両手で支えながら時間をかけて愛した。

「……………」
 木下は泣いていた。 木下は冴子から愛を受け取ったと確信した。 木下は冴子の口の中をタギル愛の証で溢れさせた。

 この日、木下と冴子は指と指を絡め合う様に燃えた。

 それから数日後の平成二十三年六月九日、木下はマニラへと旅立った………

 木下は大粒の涙を太陽の光にキラキラと輝かせ、全社員の見送る中で一人、栄光の道へと旅立って行った。

【仮完結】

 
 それから……

「だけどさぁ、よく木下のヤツ承諾したよなぁ〜 まだ、半年だろ勤めて、アイツさー 俺なら絶対に行かないよ〜 だって給料だってプラス1万の昇給だぜぇ〜」
 勤続五年目の田口は両側の数人の社員たちと顔を見合わせた。

「わかんねえけど、何か専務が説得した見たいらしいな〜 ああ、冴子さんなら詳しいこと知ってるんじゃないか?」
 勤続4年目の杉下が目の前で立ち止まった木村の顔をマジマジと見て不思議そうに語った。

「て言うかさー 今回のマニラの木下も、中国の坂口も、それにフィージーの松浦にカナダの樋口だろ、あとコンゴの竹下も殆ど入社して半年くらいだぜ〜」
 腕組する勤続6年目の杉浦が首を傾げて考え込む。

「おお! いそがねえと昼休み終わっちまう! 早く戻ろう!」
 杉下が腕時計を見て慌てた。

 その時、会社の社長室では……

「社長、おめでとうございます♪ これで海外五店舗目です… これも社長の才覚あればこそですよ♪」
 大きな木目の机の向こうに窓辺に立つ社長に嬉しそうに語る専務。

「さあさあ、いつまでも浮かれてないで、次ぎの海外拠点の場所とかは決まってるの? マーケティング調査班も戻るころでしょ?」
 窓辺にたって背を向けたまま話す社長。

「えぇ、調査班から連絡受けまして、現在のところシンガポールが有力候補になってますし… 所長候補は26歳の高木となっておりまして下関営業所から既に呼び寄せております…」
 資料を片手に調査報告を読み上げる専務。

「ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ… おっ、こりゃいかん! 社員たちが戻ってきましたな〜」
 壁越しに昼休みを終えて戻った社員たちの話し声の方を向く専務。

「じゃぁねそう言うことで… 副社長(しゃちょう)頼めるかしら〜」
 窓辺から移動してドアに背を向けて起つ社長。

「何度言ったら解かるんだよ! 何年やってるんだ!! この請求書じゃ先方さんが!!!」
 ドアに背を向けて起つ冴子に物凄い剣幕の怒声が発せられた。

「申し訳ありませんでした……」
 社長室から青ざめた顔して出て来た冴子は口元を押さえて事務室へと駆け込んでしまった。

「まただよ! 社長と専務の冴子さん虐め… 冴子さんもいい加減に辞めりゃいいのに…」
 係長の木田が涙を堪えて事務室に移動した冴子を見て顔を顰めた。

「可哀想に… 泣いてたぜ! 冴子さん…」
 主任の江田が悔しがった。

 それから……

「いやあぁ! やめてえぇぇ! 高木くーん! いやあーん! やめてえぇぇ! 許してえぇ!」
 誰も居ない事務室の休憩室で冴子は無理矢理、配属されて数ヶ月後の高木にレイプされようとしていた。

 高木は泣き叫んで抵抗する冴子が女装子であることを知りつつ、自らの思いを遂げようと冴子のスカートに手を入れストッキングを引き裂きそしてスカートを……………

【完結】
 
 

 

冴子

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