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zoom RSS 本日も客足なく・サバイバル【12話】

<<   作成日時 : 2018/09/14 15:37  

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【十二話】






 朝晩の定期巡回を欠かさない女性警備員の工藤が女の姿で店を警備するようになって既に二ヶ月が経過しようとしていた。


 本来なら十一月といえば気温もグッと落ちてくるはずなのに巨大地震の影響かハタマタ異常気象の所為か二十五度を下回ることなく時間は過ぎて行った。


 その工藤はと言えば既にカツラも必要ないほど髪の毛も伸びて肩まで届き、色も茶髪に染まっていて着衣から身だしなみまで誰がどう見ても女性にしか見えないほどだった。


 そんな工藤の胸に目を向ければ歩く度に揺れる膨らみに驚くだろうか。


 工藤は女性ホルモンを処方通りに服用し見事なまでの乳房を手にいれていたが、本人にすれば驚く出来事もあったようだった。


 きちんとコミックの注意事項を読んでいればこんなことにはならなかったかも知れないと後悔しつつ、トイレの便座に座り用足しする度に見えるペニスの下にある睾丸は萎縮して小さな物になり身体と同化し、性欲と身体の筋力は極端に衰え男性機能もママならなくなっていた。


 以前なら頻繁にしていた妄想プレイも今ではその数を極端に減らし射精を試みるも勃起しないことも多々あった。


 とは言えBカップ以上になった乳房は工藤の乳首オナニーには欠かせないパーツになっていて、肥大して小指の先くらいになった乳首をしっかり支える乳輪も大きくなってバランスの取れたバストになっていた。


 女性が下半身を覆う下着類はその殆どを苦にすることなくフィットさせられ喜びもあるものの、偶にしか勃起しない男性機能の喪失に工藤は寂しい気持ちになることも多々あった。


 全身は若干だが丸みを帯びているものの完全な女性体形でないことに工藤は若干の不満も抱いていた。


 そんな工藤は今日も薄化粧をして髪を解かしてタイトスカートで下半身を包むと、ブラウスの上に警備員ジャンパーを着て朝の巡回へと出かけた。


 そして車を運転する工藤の全身はプルプルとゼラチンのように揺れ、胸の大きな揺れはそのままハンドルを握る両腕に伝わった。


 左右に人影は無いか何か動くモノは無いかと神経を集中させるもののその集中力が長続きせず、十五分走れば五分休むと言う具合を繰り返すことになっていた。


 そして五分間の休憩の中、以前なら無意識にでも弄っていた乳首には乳房を持ってからは中々手が伸びることはなかった。


 プルプルと揺れる柔らかい乳房に大きくなった乳首と支える乳輪を持つ工藤だったにも関らず、意識して弄ろうとしなければ殆ど何もしなかった。


 薬品コーナーにあった本を手に、何度も何度も男が女性ホルモンを使えばどうなるかを嫌というほど読み漁った工藤は、何故自分がオカシクなったのかも熟知していたことで愚痴は漏らすことはなかった。


 ただ、偶にしか勃起しないペニスから本来出るはずの白い液体ではなく無色透明な精液を射精した時は仰天して悲鳴を上げたことは少し前にあったことだった。


 乳房があればもっと女らしくなって自慰も楽しくなるはずだと単純に思った工藤の無知さが今の工藤を苦しめていた。


 女性ホルモンの摂取をやめれば精子を犠牲にした乳房を失うことになる。


 そしたら一体自分は何のために精子をなくしたのか解からなくなる。


 読み漁った本の中に自分に都合のいい解釈は何処にも見当たらなかった。


 工藤はそんなことを常に頭の中において再び車を運転して巡回を続けた。


 そして車を降りては双眼鏡で遠くに目を凝らし歩き回った工藤は少し先にある小高い丘のようになっている場所の向こう側が気になった。


 既に店を出てから二時間近く走ったことで車の燃料も半タン近くになっていて、このまま丘を目指せば帰りの燃料に不安がある。


 ローとセカンドを利用しても荒地走行は常に四輪駆動のため燃料の減りはとても早かった。




 予備タンクを積めば安心して店に戻れる……




 工藤はそう考えて無理な巡回を取りやめて明日の準備に取り掛かるため双眼鏡を顔から離して車に戻ろうとした瞬間、何かにつまずいてその場に両手をついて跪いた。




 キヤアァー!! あわわわわわわ!




 悲鳴を上げて地面に跪いた工藤はストッキングに付いた両膝の土を両手で払いながら何につまずいたのか「フッ」と、地面を見ると丸みを帯びた何かが土に埋まっているのを見つけた。


 工藤は腰に下げている工具ベルトからナイフを出してその物体を少しずつ掘り返した瞬間、工藤は「キヤアアァァァー!!」っと大きな悲鳴を上げて驚いて後に尻餅ついた。


 地面に尻餅ついて後退りする工藤の前にあったのは紛れも無い「人骨の頭部」だった。


 工藤は全身をブルブルと小刻みに震わせ顔を引き攣らせ一目散に車へ逃げ込み発進させた。




 オカシイ…… また体重が減ってる……




 店に戻った工藤は緩くなってきた衣服を脱いで裸になると湯船代わりに使っている水槽の前で体重計に乗っていた。


 元々あった体重は七十キロで乳房が膨らみ始めてからグングン減り始めて目の前の体重計は五十キロを少し切っていた。


 そして体重が落ちた分、乳房は大きく見えバランスとしてはナイスボディーに近付いているのだろうが急激な体重の減少に工藤は恐怖を感じていた。


 しかも変異はそれだけではなくブラ下がっているペニスも小さくなっているような気がしていた。




 これも女性ホルモンの所為なのかな……




 風呂から出た工藤はガウンに身体を包み衣料品コーナーの裏にある事務所へ移るとパンティーを出そうとして洗濯していないことを思い出した。


 女性ホルモンを摂取しだしてから急に「やる気」の薄れた工藤は数週間も洗濯していないことに気付き、一枚だけ残っていたパンティーを履くとノーブラのままタンクトップとショートパンツを着衣した。


 そして洗面台のある部屋へ移動して洗濯用の水槽を見て唖然とした。


 パンティーにブラジャーにスリップにキャミソールにパンティーストッキングが他に、スカートやらタンクトップやらブラウスやらショーパンやらスカートが三週間分の山積みになっていた。


 これを見た瞬間、後退りして逃げ出そうと思ったものの工藤は思い止まって下着から洗濯を始めた。


 洗濯水槽に水を入れ洗剤を入れると、風呂のかき回し棒でジャブジャブと大きな音を立て洗濯物を洗剤の入った水に浸し、ストッキングやパンティーストッキングをネットに入れた。


 洗濯棒で水槽の水を上下にかき回す作業に工藤は再び大汗をかき、終わりごろには投げやりになって着衣していたタンクトップまでを水槽に投げ入れた。


 洗い終えた順に台車に載せたプラスチックケースに小分けして全てを終えると二時間が経過していた。


 男の身体だった頃なら「テキパキ」と、こなして「サッサ」と終らせられた洗濯も乳房が出来てからは持てる物ももてなくなり掛かる時間にイラついた。


 そして全部を積んだ台車を押して日当りの良い窓辺に移動すると使っていない洋服掛けを利用して洗濯物を干した。


 三週間分の洗濯物はパンティーストッキングだけで二十一足に達し、ガーターストッキングやガターレスストッキングを合わせると三十五足にもなった。


 そしてズラリと並んだパンティーにブラジャーにスリップにキャミソールとオビタダシイ数の下着が太陽の光に照らされた。


 工藤は乾くまでの間のモノをと、買物カゴを持って衣料品コーナーをショーパン一枚でウロウロした。


 ブラ無しは開放感があるものの歩く度にプルプルと揺れるコンニャクのような存在で乳房は邪魔でしかなかった。




 明日はあの丘まで行って見よう……




 男の筋力を失った工藤は非力ながらも時間をかけて車に燃料の入ったポリ容器を積み込んでからそれとは別に車を満タンにした。


 ドラム缶に入った軽油は残り二本で、発電機用のドラム缶は数本あるものの使ってしまえば電気は二度と起こせなくなると工藤は顔を顰めた。


 そして再び車から戻った工藤は万一に備えて水と食料と救急箱に薬を詰め込んで用意を万端にすると、警備員室に行き身体を休めることにした。


 警備員室は店の温度より若干高かったものの工藤にとって一番気の休まる部屋だった。


 そして警備員室に入った工藤はベッドに横になると仰向けになって天井を見詰めた。




 あんなところに人骨があるなんて……




 工藤は両手で頭を抱えると無言で真横になって涙を頬に伝えた。


 待っても待っても来ない救助隊と、通り掛かる誰かを待ち続けることにも疲れ果てた結果の涙だった。


 完全な男のままの工藤であれば涙を流すことも無かったろうが、身体半分が女化した工藤にとっては気弱な女の涙は当然だったのかも知れない。


 工藤は泣きながら眠ってしまった。




 数時間後……




 若干疲れを残したまま仰向けで目を覚ました工藤は汗ばんだ首下をタオルで拭くと再び身体を横に倒した。


 白いキャミソールの胸元がプルンと揺れるとズシッとした重みがベッド方向へ零れ落ちると、工藤は手を伸ばして小机の上から自分の警備手帳を出し変化する舞うの自分の顔をマジマジと見た。


 そして手鏡を取って自分の今の顔を映し出し警備手帳に貼り付けてある自分の顔と見比べると化粧していないにも関らず女顔になった自分に大きな溜息を放った。


 ヒマで始まったコミックにハマリ、その内容を実演したまでは良かったが後先考えずに服用し続けた女性ホルモン剤の結果に何かが込み上げて来た。


 乳房が膨らみ始めると同時に性欲もなくなり乳首を弄ることもなくなった工藤にとって「何のための女性化」なのかと、そればかりが頭の中を通り過ぎる。


 それでも一時は変化する自分の顔と身体に期待感も高まった時期もあったのにと、元気ない表情を浮かべる。




 明日、車を使えばもう燃料は使えない……




 工藤は再び「うつ傾向」に転じたが、気を紛らわそうと仰向けになって白いキャミの上から乳首を両手で擦ってみた。


 それは性欲からではなく気分転換のつもりで始めた自慰だった。


 性欲がなくなった反面、性感は以前の十倍近く跳ね上がっていて、工藤は全身を「ビクンッビクンッ!」と、大きくビクつかせ、全身に走る感度に首を仰け反らせた。


 そしてそれを数分間続けると左手をキャミの中に忍ばせBカップ以上Cカップ未満の右乳房を揉み回し、鈍くて重圧な「心地よさ」にウットリしながら右手でキャミを首まで肌蹴、その右手で左乳首を抓んで「クリクリ」と、弄ると無意識に大きな喘ぎ声を発して乳首は硬く勃起した。


 性欲に駆られての自慰ではなかったが工藤は自分の置かれた状況を忘れたい一心で両手で乳房を揉み回して勃起した二つの乳首を弄り続けた。




 アンッ! アウウゥゥゥ! ゥアッンッ!!




 乳房から来る「ウットリ感」と、乳首から来る電撃的な快感は徐々に官能へと工藤を導きショーパンから突き出た柔らかい女の太ももを「プリンプリン」と、揺らして膝立てさせた。


 工藤は喘ぎ声を奏でながら身悶えして乳房を「プリンプリン」と、揺らし左手をそのままに右手の指を右脚のショーパンの裾ギリギリに滑らせると、ショーパンの中のペニスは縮んだまま透明な愛液をホンの少し溢れさせ、男にならずに延々と終ることのない女の官能に酔い続けた。


 萎縮した睾丸からは微量の愛液しか分泌されず勃起しても半起ち程度では男としての自慰は成立しなかった。


 それでも工藤は喘ぎ声を奏でながら身悶えしてショーパンを脱ぎ捨てるとパンティーを自ら剥ぎ取り半立ち程度のペニスに右手を添えて前後を繰り返した。


 ペニスは感じるものの女の官能が強すぎてペニスの快感は全て打ち消され半起ちしていたペニスはいつの間にか元に戻っていた。


 工藤は悔し泣きながら再び両乳房を揉み回しながら乳首を弄って女の喜びに浸るしかなかった。




 射精して見たい…… 一度でいいからこの身体のまま射精して見たい……




 工藤の切ない願いはこの自慰では叶うことはなかったが、その代わり女のエクスタシーに近付いた感が無かった訳ではなかった。


 込み上げる何かと脳が少しずつ白くなっていくのを工藤は感じた工藤は手を伸ばして水溶性のジェルを絞り出すと、それを指でペニスの先に塗り「クリトリス」を、弄り転がすように右手の中指の腹を使った。


 こんなこともあるかも知れないと小机の上においておいたジェルは見事にその効果を発揮したごとく、官能する工藤の脳を追い詰めていった。


 すると工藤の脳に「両手を後に縛られ無理矢理犯される」自分の妄想が俄かによみがえった。


 工藤は喘ぎ悶えながら自分を「味見」する何者かの舌と指に悲鳴を上げて抵抗しながらもその刺激にいつしか抵抗しなくなり、クリトリスを舐めるザラついた何者かの舌に腰を仰け反らせ首を左右に振って悶え喘いだ。


 何者かの舌はやがて工藤のクリトリスから徐々に舌の位置を降下させ大陰唇の真ん中を自由に行き来し工藤を辱めた。


 工藤は恥かしい割目の真ん中を何者かに味見され匂いを嗅がれ、その屈辱に耐えかねて涙を頬に伝えた。


 そして両脚を大きく開かれ押し上げられると工藤は小机の上から「ツボ押し用の棒」を掴み取ると口でしゃぶって唾液を塗りこめ「ズブリュー!」と、肛門に挿入させた。




 いぎぃ!! 痛あぁぁーーーい!!




 突然挿入された硬いモノに工藤はベッドの上で悲痛な叫び声を上げたが、何者かの硬いモノは工藤をヨソに何度もソレを前後させた。


 首を左右に激しく振りベッドの上で逃げ惑う工藤は追い詰められて頭をベッドのパイプに「ゴツン」とブツけ逃げられなくなったが、それでも何者かの硬いモノは執拗に工藤の穴の中で前後を繰り返した。


 そして工藤の穴の硬いモノが奥へ入った瞬間、脳を真白にさせた工藤は切羽詰まった叫び声を発した。





 イクウウゥゥゥーーーー!!





 工藤は初めて女のエクスタシーに達して失神しそのまま再び深い眠りについた。


 女の身体に近付いた工藤は男とは違うエクスタシーを感じたようだがそれは女性の一割にも満たないものだった。



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